【8月12日放送】「いきいきタイム」夏に増える尿管結石について解説

8月12日放送の「いきいきタイム」では、夏場に増加する尿管結石をテーマに、おもろまちメディカルセンター病院長の玉木正人先生が、尿管結石の原因や症状、予防、治療について詳しく解説されました。

尿管結石と胆石はどう違う?

今回のテーマである尿管結石を理解するため、まず腎臓や尿路の役割について解説しました。

腎臓は血液をろ過して尿をつくり、老廃物を体外へ排出するほか、体内の水分や血圧、体液のバランスを調整するなど、さまざまな重要な働きをしています。

腎臓でつくられた尿は尿管を通って膀胱に運ばれ、尿道から体外へ排出されます。この尿の通り道にできる結石が「尿路結石」です。

また、尿管結石と混同されやすい「胆石」との違いについても説明。尿管結石は尿の通り道にできる石であるのに対し、胆石は肝臓でつくられる胆汁の通り道などにできる石で、「水をたくさん飲めば石が流れる」という話は、尿管結石には関係しても胆石には当てはまらないと解説されました。

激しい痛みや血尿が特徴

尿管結石は、尿管の中にできた硬い結石が尿の流れを妨げることで、激しい痛みや血尿などを引き起こします。

腰や背中、脇腹、下腹部などに強い痛みが出ることがあり、吐き気や嘔吐を伴う場合もあります。一方で、症状がほとんどないケースもあるとのことです。

また、尿管結石は一度できると再発しやすいことも特徴の一つとして紹介されました。

夏に尿管結石が増える理由

尿管結石の主な成分の一つが「シュウ酸カルシウム」です。

玉木先生は、食生活や水分不足など、生活習慣が結石の形成に関係することを解説。特に夏は汗をかくことで体内の水分が不足しやすく、尿が濃縮されるため、結石ができやすくなると説明されました。

また、肉類中心の食生活や、塩分・糖分の摂り過ぎなどにも注意が必要だと紹介。ビタミンCについても、過剰に摂取すると体内でシュウ酸が増えることがあり、結石のリスクにつながる場合があると説明されました。

尿管結石を防ぐために大切なこと

予防については、**「水分をしっかりとること」と「食生活を見直すこと」**がポイントとして挙げられました。

特に夏場は発汗によって、気づかないうちに体内の水分が失われるため、適度に水分を補給することが大切です。

そのほか、

  • 塩分や糖分を摂り過ぎない
  • アルコールを控えめにする
  • バランスの良い食事を心がける
  • 適度に運動する
  • 十分な睡眠をとる
  • ストレスをためない

など、日頃の生活習慣を整えることも予防につながると紹介されました。

また、就寝前の食事は、食後に尿中へ排出されるシュウ酸やカルシウムと、睡眠中に尿量が減って尿が濃くなる時間が重なるため、結石ができやすい状態につながるとして、控えることを勧めました。

治療には自然排石や体外衝撃波砕石術も

尿管結石の治療については、結石の大きさなどによって、自然に排出されるのを待つ方法や薬による治療、結石を砕く治療などがあると解説されました。

小さな結石の場合は自然に排出されることもあり、結石が尿管を通過すると、それまでの激しい痛みが急に消えることもあるそうです。

また、自然排石が難しい場合には、**体外衝撃波砕石術(ESWL)**という治療法があります。体の外から衝撃波を結石に集中させて砕き、尿と一緒に排出できるようにする治療法についても紹介されました。

暑さによる脱水などで、夏場は尿管結石にも注意が必要です。水分補給や日頃の食生活など、身近な生活習慣を見直すことが予防につながります。

 

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尿管結石について 〜原因・症状・治療と予防のポイント〜 | blog_notice | おもろまちメディカルセンター公式サイト


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