おもろまちメディカルセンター「いきいきタイム」♪8/5放送分

8月12日放送の「いきいきタイム」では、、夏に多くなる食中毒をテーマに、おもろまちメディカルセンター病院長の玉木正人先生が詳しく解説されました。

食中毒は「腐ったものを食べた」とは限らない

今回の放送では、食中毒の定義や原因について改めて紹介しました。

食中毒には、細菌やウイルスによるものだけでなく、ヒ素や水銀などによる化学性食中毒、フグや毒キノコなどによる自然毒食中毒など、さまざまな種類があります。

また、細菌性食中毒では、原因となる菌の種類によって、食べてから症状が現れるまでの時間が異なることについても解説。

カンピロバクターのように、食べてから2~3日後に症状が現れる場合もあるため、下痢や腹痛などの症状が出た際には、直前の食事だけでなく、数日前に食べたものが原因となっている可能性もあると説明されました。

さらに、食中毒の原因となる細菌が食品の中で増殖していても、食品の色や匂い、味などに変化が現れるとは限らないため、「見た目や匂いに問題がないから大丈夫」と判断するのは危険だと注意を促しました。

「発酵」と「腐敗」の違いとは?

番組では、納豆やチーズ、ヨーグルトなどを例に、「発酵」と「腐敗」の違いについても紹介しました。

どちらも微生物の働きによるものですが、人間にとって有用なものを発酵、有害な変化を腐敗と呼ぶなど、その違いについて分かりやすく解説されました。

また、人間の味覚についても触れ、もともとは苦みを避ける傾向があった人間が、経験や学習によってコーヒーやビールなどの苦みを楽しめるようになったことを紹介。

こうした味覚の変化にも触れながら、食中毒を防ぐためには、味覚や嗅覚など五感だけを頼りに食品の安全性を判断しないことが大切だと説明されました。

食中毒予防の3つのポイント

細菌性食中毒を予防する基本として、「菌をつけない」「菌を増やさない」「菌を殺す」という3つのポイントについても詳しく解説されました。

調理や食事の前に手を洗うこと、調理器具を清潔に保つこと、生肉や魚を扱う箸と食事用の箸を分けること、食品を適切な温度で保存すること、肉や卵などを十分に加熱することなど、家庭でも実践できる予防方法が紹介されました。

一方で、加熱によって菌そのものを死滅させても、菌が作り出した毒素が残る場合があることや、フグの毒など加熱では無毒化できないものもあるため、「加熱すれば必ず安全」というわけではないことにも注意が必要だと説明されました。

アニサキス食中毒にも注意

番組の後半では、魚介類の生食などを原因とするアニサキス食中毒についても詳しく取り上げました。

アニサキスは魚介類に寄生する線虫の一種で、サバ、イワシ、サケ、タラ、スルメイカなどに寄生することがあります。感染すると、強い腹痛や吐き気などの症状が現れることがあり、玉木先生からは、実際にアニサキスが原因とみられる症状で来院する患者さんもいることや、内視鏡を使ってアニサキスを取り除く治療についても紹介されました。

予防については、魚介類を十分に加熱することや、適切な条件で冷凍することが有効であると説明。

また、「わさびや醤油、酢を使えば大丈夫」「よく噛めば大丈夫」といった方法では、アニサキスを確実に予防することはできないと注意を促しました。

今回の放送では、2週にわたって夏に多い食中毒について詳しく解説しました。暑さが続くこの時期は、食品の取り扱いや保存、調理方法に十分注意し、食中毒を防ぎながら元気に夏を過ごしたいですね。

 

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夏の食中毒②:〜味やにおいだけでは分からない危険〜 | blog_notice | おもろまちメディカルセンター公式サイト


おもろまちメディカルセンター提供「いきいきタイム」

毎週水曜日 18:00~19:00

FMレキオ・FM21 二局同時放送

健康に役立つ医療情報を分かりやすくお届けする番組です。

第1・第2・第4・第5週は、おもろまちメディカルセンター病院長 玉木正人先生が担当し、健康に関するさまざまなテーマを解説しています。

第5週はギター弾き語り(カヴァー)特集をお届けしています。

第3週は、おもろまちメディカルセンターの各専門分野の先生方が出演し、それぞれの専門領域から健康に役立つ話題を分かりやすく紹介しています。

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