12月4日から10日までの1週間を“第72回「人権週間」”と定めています!
人類の歴史には、過去に世界を巻き込んだ戦争が二度も起こり、人権の侵害や抑圧が横行した苦々しい経験がありました。
このような経験から、「世界のすべての人々と全ての国々が、達成すべき共通の基準」として、昭和23年(1958年)12月10日の第3回国際連合総会において、『世界人権宣言』が採択されました。
国際連合では、採択日の12月10日を記念して『人権デー』(HUMAN RIGHTS DAY)と定め、加盟国に人権活動を推進するための各種行事の実施を要請しています。
このことから、法務省及び全国人権擁護委員連合会は、世界人権宣言採択の翌年の昭和24年(1949年)以来、関係機関の協力を得て、『人権デー』を最終日とする一週間を『人権週間』と定めて、その意義と人権尊重の普及高揚に努めている所です。
しかし、未だに、生命・身体の安全にかかわる事象や不当な差別などの人権侵害が存在します。特に、いじめや自動虐待、インターネット上での誹謗中傷やプライバシー侵害、偏見・差別、企業等でのハラスメント等、様々に問題が発生しています。
又、来年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控え、外国人や障害のある人などに対しての偏見や差別意識を解消してユニバーサル社会を築いていくことも大事です。
川得て、ハンセン病患者・元患者・その家族への人権啓発活動に取り組む必要もあります。
私たち人権擁護委員は、人権尊重が平和の基盤であることを共通認識し、人権思想の更なる普及・高揚に努めていきたいです。
那覇人権擁護委員協議会 人権擁護委員 田本由美子さん(写真右)
沖縄県教育委員会委嘱 スクールカウンセラー 本成悦子さん(写真左)